社会人になり20歳を過ぎると、周りからの合コンの誘いが段々と増えていきました。
職場は男性との出会いがほとんどない所だったので、私は合コンに積極的に参加するようになりました。
月に何度か合コンを繰り返していたある日、その人との出会いがありました。
初めて会った時の印象は「真面目で優しそう」。
そして、私より4つ年上の彼に大人の色気のようなものを感じていました。
同級生にはない落ち着きや、優しさがありました。
ですが、タバコが嫌いということを知り、もともと喫煙者だった私は彼を恋愛対象として見ることを止めました。
それから何度か一緒に飲みに行くようになり、次第に彼との距離は近づいていきました。
そして、3度目の飲み会の日事件は起きてしまったのです。
数名で居酒屋で飲んだ後、カラオケに移動しようという話になり、まだ帰宅したくなかった私は周りに連れられるままカラオケ店へと入りました。
彼の隣に座り、カラオケでもお酒を飲み続けていたのですが…
そこで私の悪い癖が出てしまったのです。
飲むとキス魔になってしまう。
それが私の悪い癖。
その事は自分でも、もちろん周りもみんな知っていました。
しかし、彼とキスをしてしまったことで、私たちの保たれていた距離が一気に縮まってしまいました。
2人でカラオケ店を抜け出し、外に出て話をしよう。と言われ、私は言われるがままに彼について行きました。
冷たい夜の風にあたって、酔いが少し冷めると「やってしまった」という感情が大きくなりました。
しかし、そんな私を他所に彼の口から出たのは予想もしていなかった言葉でした。
「好きだから、付き合わない?」
その言葉で一気に酔いが覚めて、私は自分でも驚く程に動揺をしてしまいました。
「でも、タバコ嫌いだよね?私、タバコ吸ってるけど」
1番の不思議をぶつけると、彼はすぐに笑ってくれました。
「それでも好きになっちゃったんだよね」
タバコが嫌いな彼が、タバコを吸っている自分を好きだと言ってくれている。
その事実が嬉しくて、私は付き合うことをOKしました。
しかし、付き合って数日後初デートの時のこと。
タバコを吸う度に彼が不機嫌になっていくのが目に見えて分かりました。
さすがに私もやばいと思い、吸う量をいつもの10分の1ほどに減らし、なるべくタバコを吸うことを抑えるようにしました。
ですが、帰り道で彼が私に言ったのは思ってもいない言葉でした。
「俺といる時ぐらいタバコ我慢できねーの?」
言葉を失いました。
彼がタバコを許してくれたから、私は付き合えると思ったのに。
それから彼は何かと「とりあえず思ってなくていいから○○って言って」や、「○○すんなよ」と私を制限するようになりました。
初めのうちこそ我慢出来ていたのですが何度もその言葉を繰り返されるうちに、私の中で彼に恐怖心が生まれてしまいました。
彼といても制限され、彼の思うように動かないといけない。
そう思うことが苦痛になりました。
結局その後すぐに彼とはお別れをすることになりました。
またいい出会い探さないとダメですね。そういえばダイゴがwithってアプリをつくってたんですよね。
いままでは合コンなどばかりでしたが、そろそろ本当の出会いを求めてwithみたいなアプリをつかってみるのも良いかも…と思っています。